もみじ葵


大分以前のことになるが 仕事で知りあった仲間から頂いた覚えがある。その頃は余り見かけない花だった。

雑草に埋もれ それでも精一杯背伸びして咲いている。この地方も老齢化が進み手入れをしていた庭園や菜園を世話が出来なくなって 哀しい状態になっている所が目立ってきた。
その一方で退職した人たちが畑地を賃貸して見事な菜園をなさっている方が多くなってきている。また希望して適地を求めて捜している方もおられます。しかし大きな難関が立ちはだかります。農地でなければ正式に賃貸できないようになっている。つまり農業を営んでいる人の田畑しか田畑として貸せないのだ。農業を営んでいない田畑所有者は多いが手がつかず 荒れ放題。やっと草刈が出来るかどうかのレベルである。そこで「畑を手伝う」と言う便法で貸しているケースが増えている。これは危うい問題を内包している。
民間のゆるやかな循環を妨げる「おおやけ(公)」とは どのような正義をもって生息意義を主張するのだろうか?