2012-01-01から1ヶ月間の記事一覧

NHK杯がおもしろい!

先日の29日(日)に放送された 依田紀基九段● 対 志田達哉五段○ の対戦。 結果は予想の「細かな混戦」に反して あっさり181手(Q−13)で依田紀基九段が中押し勝ちしました。これで今年度のベスト・エイトが出揃い 来月2月は「火の出るような準々決勝戦…

武蔵国分寺の瓦

武蔵国分寺は国分寺市にあります(当たり前ですね)。建造にあたり瓦の発注は22箇所の窯にされました。日高市は大川先生の記述では地名が「新堀」となっていますが正しくは「高岡(高岡窯)」です。境界線が際どいので地図だけで辿ると釈然としないかも知れ…

JOMON POTS

NPO法人ジョーモネスクジャパン(http://jomonesque-japan.net/)発行の2012年カレンダーを博士から頂戴致しました。「縄文土器」を「JOMON POTS」と英語標記しますが いつも感じる事は《イメージが繋がらないなぁ》です。日本独自のものですから もっと…

姥田窯遺跡

1月27日の「史料ー2」でご紹介した「古代のかわら」によると 武蔵国の窯のうち日高市には2箇所の存在を記しております。一つは「高岡窯」でもう一つは「姥田窯」でした。 「高岡窯遺跡」は一部発掘されおおよその傾向や特徴などは把握できておりますが 一方…

史料ー2

もうひとつの史料「古代のかわら」大川 清先生著。先生は国士舘大学教授を勤められ名誉教授になられた。後 窯業史博物館長も務められた。京都の古書店さんに見つけていただいた。 「巴文」を秀吉が採用しておりました。天正十四年1586年聚楽第(邸館)に…

史料-1

櫻田常久 著 「画狂人北斎」中巻 先日 ご紹介いたしました10年以上どうしても手に入れられなかった史料です。 天候不順のせいか2日ほど遅れて到着しました。この10年以上の間 数軒の公立図書館からお借りしました。内容も十分に熟知している筈です。じ…

明日は「文化財防火ディー」です。

どなたもご存知「観音菩薩像図」です。一時期「切手」にもなりました。詳細に記しますと「法隆寺金堂 第六号壁阿弥陀浄土図脇侍観音菩薩像」となります。およそ1400年前後前に描かれた至宝と言えましょう。この慈悲深く美しい壁画は残念な事に現在は御座…

冬の華

昨夜からの降雪に懸命に戦う「華」 山茶花。けなげ というか たのもしい というか 背筋を伸ばす事に。 言いたい事は 沢山あるだろう。聴く耳は持ち合わせているが 敢えて 止します。 開ききらないうちから これでは ひと言やふた言では済まいでしょうが 敢え…

無財の七施(むざいのななせ)

本日は東大寺212世別当 筒井寛秀師のご命日です。平成十年1月23日 米寿八十八歳での御逝去でした。 私は「寛秀上人」と呼ばせて頂いて憚らないので「お上人様」を呼称させて頂きますが お上人様の教えのひとつをご紹介させて頂きたいと存じます。 「雑…

大方斐紗子のエディット・ピアフ

大方斐紗子さんをご存知だろうか? 女優 声優 希に方言指導もする。旧姓は内山で何せ劇団俳優座養成所出身です。しかもあの千田是也大先生に演技のことで反論して飛び出した。当時 千田是也大先生にたてつく者が居ただろうか? ある夜 蛸足配線が元で火災に…

三つ巴は渦か?

2011・12・27のBLOGで紹介いたしました鐙瓦(あぶみ・かわら軒丸瓦)瓦当部位「左三つ巴」です。布目瓦の次の世代 雲母粉(きらこ)を剥離材に使用した平安時代(794年〜1185又は1192年)以降の瓦です。巴も豊かな量になり「珠文」も蓮子…

誕生日の奇跡

昨日(1月19日)は堤 隆博士のBLOGで目出度く(?)50回目の誕生日をからかい半分で祝った。 今日 20日は櫻田常久先生の誕生日である。といっても何人の方が先生をご存知か?おそらく いらっしゃらないかも。 先生は1897年1月20日 大阪でお生…

萠・春

僅かな芽吹きを3枚ご覧頂きました。 ご記憶の方が居られるかもしれませんが 2011・9・17のBLOGにUPした「酔芙蓉」の芽吹きです。 阿蘇に住まう魔女様がこの種子を所望されました。実は「酔芙蓉」は種子で繁殖いたしません。智光山公園植物園の技師さ…

能仁寺

能仁寺(のうにんじ)本堂です。大屋根の伸びやかな広がりは全てを包容する“禅”の奥儀を指し示すのか。あたりのたゆとう奥行きを そして深さを内示するようです。 境内をゆるりゆるりと歩を執れば 邪念のひとつひとつが毀れ落つ。 静かに佇めば やがて「零」…

図書館はイベント中

先頃 来館された子供さんにアンケートをお願いしました。その結果326人の方の投票に参加していもらい トップ・テンを発表したものです。この企画は「単なる人気投票」に見えますが 実は「幼い頃から読書の習慣を」というきっかけを目論む大切な要素を含んで…

畦道を

畦道をふらふらウォーキングして3km。 見上げたら宮沢湖の堤防下に着いたではでは あ〜りませんか。ここは飯能市宮澤地区 あたりに二つ訪ねたいものがあります。そのひとつは西側の山肌にあります。まるでスキージャンプ台を登るかのごとき傾斜を辿って頂…

飯能市郷土館

シンプルにすっきりしたエントランスはこの郷土館の全てを語っている。 「ちいさな発見 新たな出会い 大きな喜び」 この三つがスローガン いやマニフェストかも知れません。マニフェストと言っても何処かの国の政権党のものとは大違いです。 この近年に発行…

天覧山は丘か?

公園からみた「天覧山」標高190.6mです。雲の彼方に霞んで見える記憶を辿れば 小学生の砌 遠足ではるばる東京から訪れたような・・・ 余談だが この頃 人に捕まる事が増えた(?)。無垢つけき男共でくやしいかな。今日はカメラ・フェチどもだ。 ここ…

元号 弘化

清流の見事な「庚申塔」は弘化二年三月(彼岸)の建立でした。弘化年間と言えば幕末 なにやら世の中がざわつき始めていたのかも知れません。弘化と言えば印象深い石碑がございます。 西竹之内の西はずれをかすめて通る古道に立つ「馬頭観音」の文字石碑です…

古道を訪う-〈2.清流続編〉

清流地区の北域にある「庚申塔」です。建立が「□化二年三月」 □部分は剥落があり文字が確と特定出来ません。石質石灰岩の状態から推定すれば江戸期の「文化」か「弘化」年間かも知れない。十干十二支は「乙巳(きのと・み)」だから「弘化二年三月」1844…

古道を訪う-〈2.清流〉

高麗峠を降り巾着田の東 高麗川小学校に面する道を県道に真直ぐ延びる。日和田山の東裾に向かう。 県道は日高・川越線で市の中央部を東西に結ぶ。古道は県道をクロスし北に向かって行く。 やがて高麗川にでる。渡るのは清流橋だ。江戸期頃までは通る人々は川…

十六夜の「満月」

9日17:07:34 この日は16:50が月の出時間だ。 厳かな月の出だ。旧暦の12月16日 月齢15.37 輝面比99.961%の満月は十六夜になった新年の「満月」でした。 17:14:03 18:15:48 ウォーキングの終わり時間。「日出づ…

古道を訪う-〈1高麗峠〉

巾着田側から急坂の連続するコースだ。標高177mを1.0kmで昇る計算です。寒い午後だが汗ばむくらい。 尾根づたいから分岐点に着いた。 天覧山(飯能市)は西へ2.6km 宮沢湖は東へ1・8km 武蔵丘ゴルフコースに囲まれた地域になる。 古道「東…

絆(きずな)

歴史に残る昨年2011年を現す文字として「絆」が選ばれました。 分布調査に入ると自然とこの「絆」が強く意識されます。 石器や土器などはGL(地表)から450mm〜650mm 条件によっては1000mmも下の地中に有る筈なのですが 何らかの作用に…

御師岩(おしいわ)

説明書きにあるいくつかを調べましたので その結果を記します。 ①「下浅間の山中の美音の滝」 現在「下浅間」という地名は小字名も通称名も存在しない。浅間神社の「下」の地域で言えば北に500mの地点 紫籐家の邸宅前に3m落差の小さな滝があるが修験道…

埼玉の富士山

標高221.2mの富士山(ふじやま)山頂にある浅間神社石造物(江戸期)です。 現在は右に祠を奢られて本尊は移されております。 山頂からは 大寺廃寺遺跡の荻野家(下大寺)と 紫籐家(中大寺)が見え集落(四家)も確認できます。人々は大昔からそそり…

白鷺カップル

巾着田はオフシーズンで この時期になると野鳥の楽園となります。今日は白鷺のペァーがのんびりと餌を啄ばんだり 佇んだり 一幅の名画を醸し出しています。このカップルは外周の森に巣を持っていて 今年は雛を2羽育てました。 このようにのんびりしている時…

白銀平(しろがねたいら)からのスカイツリー

西北西約21km標高200m地点にある白銀平ら展望台からのスカイツリーとウォーターフロントの超高層マンションなどの眺望。 35mmカメラ換算で196mmレンズになる。 宿谷の滝に向かう途中 高麗川カントリー入り口の先から 左に昇る。急斜面を削…

初詣風景

元日の高麗神社 周辺の道路と言う道路はクルマで溢れます。1月中はお車での参詣はお勧めできません。 長い参道も参拝者の列が続きます。 御手洗(みたらい)も我先と競う状態です。 まして拝殿前は 神様もおひとりおひとりの参拝の方のお顔も確認できかねる…

挑戦する智能 冒険する心

正月二日目の献茶はROYAL MILK TEA と決まっています。 今年はこのように煎れました。 そして“挑戦”したのは 「ラテ」 ROYAL MILK TEA に重ねるような「ラテ」はクドイと決め付けていました。 しかし敢えて実行です。 仕上げてみると これはこれで一品です。…