古道を訪う-〈2.清流〉


高麗峠を降り巾着田の東 高麗川小学校に面する道を県道に真直ぐ延びる。日和田山の東裾に向かう。

県道は日高・川越線で市の中央部を東西に結ぶ。古道は県道をクロスし北に向かって行く。

やがて高麗川にでる。渡るのは清流橋だ。江戸期頃までは通る人々は川に降り 流れを渡っていたのだろう。

この日はうららかで烏が水浴びをしていた。川幅が広く浅瀬になっている。
橋の北詰に「馬頭観音」と「庚申塔」が残る。清流地区と高岡地区を分かつ清流川の流入口もここだ。

橋を渡ると急坂で標高差10mほどを一気に上がる。

中世からの旧家をかすめてカワセミ通りに出る。

左は巾着田の九万八千神社下に 右は聖天院・高麗神社を抜けて北平沢で主要地方道飯能寄居線にでる比較的新しい道路です。ここを真直ぐ清流地区を古道は上り坂です。日和田山の東裾野が清流地区で東を南北に流れる清流川の向こうが高岡地区です。

裾野を登るように新宅が出来つつありますがその一軒に美術館があります。

遠慮がちに「小さな美術館」と銘打った 吉岡幾哉氏の美術館で絵画教室やワークショップも併設しています。
訪れた時は生憎閉館日でしたので(OPENの看板があるのに) 改めて覗いましょう。