NHK杯がおもしろい!


先日の29日(日)に放送された 依田紀基九段● 対 志田達哉五段○ の対戦。
結果は予想の「細かな混戦」に反して あっさり181手(Q−13)で依田紀基九段が中押し勝ちしました。これで今年度のベスト・エイトが出揃い 来月2月は「火の出るような準々決勝戦」が行われる。

2月 5日 張 栩 棋聖  対   趙 治 勲 二十五世本因坊

2月12日 井山裕太天元  対   高尾紳路 九段

2月19日 羽根直樹碁聖  対   謝 衣 □女流本因坊  ・・・□は上に「日」下に「文」

2月26日 結城 聡九段  対   依田紀基九段

トーナメント表はこうです。

今年は女流の謝さんが勝残っているのが新鮮ですね。昨年優勝の山田規三生九段を中押し勝ちで破っての8強入りです。
5日のバタフライ・マッチが注目です。シニア戦を制した趙(ちょう)さんですが 張(ちょう)さんを大の苦手にしています。趙さんがこれを乗り切ればこのまま優勝もあります。この8人の中で現時点で一番乗っているのが高尾さんでしょう。スタミナと調子を崩さねば可能性ありです。ただひとりの女流謝さんが優勝したら「囲碁女」ブームは最高潮に達するよ。
何事も無ければ依田さんが順当か?国際理論派の大御所結城(私はこの人の囲碁が好き)さんなら万々歳!
井山さんか張さんかな?
若手NO.1の井山天元としましょうか。とにかくおもしろすぎます!
「NHK杯」は早碁で一手30秒で打ち 1分の考慮時間が10回あります。コミは6目半で同じです。全国放送のTVですから ファンの声援を感じつつ進める対局は特殊なプレッシャーがあるようです。依田九段はいつも和服でキリッときめて 地元北海道のご両親に親孝行をしているんです。TVに出ればご両親が必ずご覧になっているんですね。もう5回も優勝していますから 囲碁界いちの親孝行さんなんです。

放送はEテレ日曜日11:45のジャーナルから始まって12:15から対戦が始まり14:00まで。
番組WEBSITEは
      http://cgi2.nhk.or.jp/goshogi/
対戦結果は翌日月曜日の昼頃UPです。(棋譜をみる)
そしてその翌日火曜日には次のBLOGが詳しく対戦を分析しておりますので参考にどうぞ。
      http://moto54reactive2.blogspot.com/