2011−夏計画−2 偃戦(えんせん)

今週のお題「2011年、夏の予定」
偃武 偃兵もほぼ同じ意味です。「軍備はするが 戦いは好まない」
歴史上 最初に現れるのは六世紀の三韓の歴史書。「倭国が好戦的でないために戦いが少なくて大変良いことだ」と。 その頃の倭国(壱国 または 俀国 イコクが正しいとの説が有力)は九州(大宰府)にあった。それが九州王朝(仮称)で 友好的な出雲王朝 大和王朝 ・・・・・が乱立していたろう。大和王朝には出雲のスサノオの五子 二ギハヤヒが女婿で継承して間も無く 現天皇家の祖が乗っ取る。九州王朝の多利思比古(タリシヒコ)出雲王朝の大国主命 ニギハヤヒ いずれも偃戦派であった。

「居合い抜き」は実戦的である。十二の型があるが 何れも敵の位置による
殺法だ。つまり相手が 前 右横 左横 後方などを想定し そしてその距離により一刀で切るのが基本である。だから稽古でも真剣を使用する人もいる。模擬刀と言えど ただ刃を出していないだけ。刀には何も違いは無い。
流派によっては 茣蓙(ござ)を巻いて筒状にしたものを一刀で斬る稽古も有る。現在この技法は不要だ。しかし 作法と心得は切に求められるものである。

           

              「偃武



だから 「武術」は要らない。「武士道」が必要なのである。