moriaayuuyaさんのコメントにお答えします。

7月7日は記事を2件書きました。そのひとつ「石器の音色ー3」に ありがたいことに彼からこんなコメントを頂戴しました。曰く「昔人は偉いなぁ」と。
前にも触れましたが考古学の権威 堤 隆 博士が最近 本を出しました。「列島の考古学」という河出書房新書社のシリーズの一冊「旧石器時代」です。

専門の方々から一般の方々まで 誰にでも理解できるように堤博士は本創りをします。既刊の本も沢山ありますが全てその様なスタンスで著作しておられます。内容も素晴らしが その点が私は尊敬して止みません。


この本の88P〜89Pをご紹介しましょう。


これがお答えになりましょうか moriaayuuyaさま。
6月19日(日)毎日新聞朝刊の「今週の本棚」に池澤夏樹さん(たしか芥川賞選考委員です)がこの本を取り上げてくださり 丁度この88〜89ページのこの件を冒頭で記述されています。文字が小さいですがお読みください。3段目が重複しています。



池澤氏の記事を何度読み返しても 私の目頭が熱くなるのを禁じえない。
堤博士の数ある著作に教えられ我が血 肉となり 智に重積する。それだけでもワクワクしている。更に門外の愚問にも専門家扱いで解答して頂けるようWEBで繋がり お逢いできる栄誉も預かった(未完だが)。
堤博士は池澤氏の記事の載った毎日新聞を亡きご母堂の霊前に供えたそうです。その日は奇しくも5回目の命日だったそうです。世の中は不思議な綾で繋がりがあるものです。そんな事は当の池澤氏も知らないことでしょうが。

6月9日号「週刊文春」にも立花隆氏がこの本を取り上げております。(私は未だ入手していないのですけれども) この時も堤博士はコンビニの「週刊文春」を全て買い上げ 先ず厳父様に そして同僚友人仲間に配ったようです。