石器の音色ー番外

⑨石皿

上ノ原遺跡から4点の石皿(木の実などを擦り石を用いすり潰すのに用いたと考えられている)は全て破片である。この内 同体があるのではと考えられていた。がしかし音色を聴いてみるとそれぞれが別体であることが明らかになった。

実はこれが群を抜いてよい音色なのだ。
見かけによらずと言うところか。

⑩布目瓦
石器ではないが 意外と焼き物の中で良好なものは良い音色を奏でるのだ。
代表的な3点をご紹介しましょう。
*若宮遺跡 女影廃寺

*大寺廃寺(金堂の瓦と推定される)

当時の陶工も重大な仕事は命をかけて取り組んでいただろう。そんな雰囲気のある一品です。
*高岡窯跡(武蔵国 国分寺向けと考えられている)

厚さ30mmを越え9分〜1寸とされたろう。府中の国分寺創建瓦でしょう。意外と良い音色が。