「緑泥片岩」の採掘地があるかも

北西10kmほど山裾を入った地点に宿谷の滝があります。高麗川の支流宿谷川の源流地点ですが古代に宿谷族という豪族の拠点でした。昨夜知人の岩石学者のI氏から連絡があり滝の付近から「緑泥片岩」が散らばっているとのこと。「緑泥片岩」は旧石器時代縄文時代を通じて石器の原材料として また下って中世には「板碑」の材料でもあります。このように多く用いられた岩石で この地方では長瀞の上流20km地点から採取されたと言う定説があります。
採掘跡や岩石層があれば この定説は覆るかもしれません。
これから調査に向かいます。発見されれば「2011年、私の3大ニュース」に飛び込むかもしれません。


右が「鎌北湖」方面へ 右が「宿谷の滝」から「物見山」を経て「日和田山巾着田」へと縦走出来る。先ず「鎌北湖」方面の右へ

上り坂が続くコースです。谷で道路の左側に流れ《沢》が平行する。

流れの中に転々と「緑泥片岩」の独特の緑色の岩石の欠片が確認できる。流れに削られた部分からも岩肌を見せている。小片を採取して分析する事にしました。
こんどは「宿谷の滝」方面を遡る。


想像以上にある。やはり採取していると思える。出来るだけサンプリングを増やし 遺跡からの石器と照合してみよう。




やっと「宿谷の滝」に到着


正面から 14:00頃だが暗くてブレル。
20kg程度のサンプルを採取しました。急いで分析いたしますが 「緑泥片岩」に間違いはありません。3大ニュースに飛び込みますね。