「滝沢の滝」の緑泥片岩


これが目指す「滝沢の滝」です。楚々とした姿を魅せる静寂な滝。旧石器時代 縄文時代の人々はどんな思いで見つめたのだろう。12月22日にお伝えした「宿谷の滝」の南南東1.2km 物見山(375.4m)の東山麓 頂上から直線で0.8kmの位置にある。標高160mから落ちる滝 「宿谷の滝」とほぼ同じ。
高麗神社からカワセミ街道を0.5km北進し西(左)に折れるとそこから上り坂となる。0.8km上る事でJゴルフ場の入り口

急傾斜を0.55上ると古道「東山道(とうざんどう)」との分岐がある。

右が「東山道」でこの先高麗川カントリークラブに寸断されるが 以前は大寺を経て毛呂山地区 越生 小川 寄居を経て高崎に通じる かって渋沢栄一がこの道を通り八王子から横浜に出た道である。左に向かい0.155kmで

クルマはここまで。右を上ると林道だが現在は通行止めとなっている。簡単な東屋の休憩場が用意されている。
谷川に沿って道を辿る。0.3kmに清流地区に向かう道があるが 毛呂山地区と古くから交流がある。
その追分(分岐点)に 小さな赤い実がこっそりと

0.6km先が目指す「滝沢の滝」である。カワセミ通りから2.4kmの地点となります。

なぜ私が滝を調べるのかと言う理由に答えておかねばなりません。
滝は構造上岩盤を剥き出しにしています。その周辺や流域の転石を調べる事でおおよその岩石情報を掴むためだと理解してください。ところで目指す「緑泥片岩」は沢山ありました。また石器原石となるほかの種類の岩石も多く存在していました。旧人たちは事ある毎にここを訪れ思い思いに岩石を採取していたことと想像できます。採取した岩石は何れまた機会を捉えてUPいたしましょう。今年中にもうひとつの「五常の滝」も調査したいと思います。

谷川沿いの道に入って直ぐに確認できた「緑泥片岩」です。「宿谷の滝」と同様 滝から200m下流域から多く見られます。