囲碁は対局を観戦するのも立派なゲーム

今週のお題「ゲームと私」
先日の鈴木歩六段 今村俊也九段の対局。
結果は

281手 白今村九段の4目半勝ち。上手く裁いた対局でした。
出だし

4手目 白十六15とつけた。最近良く見かけるが 心理的に揺さぶりをかけたすると 上位者のすることではない。

84手目 白八17 右中央部を威圧してきた。

130手目 白六18 ますます黒は薄い。

148手目 白七19 149手目 黒七18 これが死ぬ。

終わってみれば 黒は全てで「薄い」 上手く裁かれ 往なされた。
この対局は全国放送ですから 何万人ご覧になっていることか。その多くの方々は 勝ち負けのみを追っていない。もっと大局観に溢れた対局を望んでいると思う。少なくとも私はこのような囲碁は打たない。勝てばよいだけの対局は 真の囲碁ファンが遊離してしまうだろう。