樹令1000年


見るからに樹齢1000年である。
ここは坂戸市浅羽野 土屋神社境内。7世紀後半に建造された円墳の上に神社は造営された。拝殿の裏に神木の杉を植えたようだ。神木の上部は枯渇しているように見えるが どうしてどうして緑の葉をつけている枝もある。春になると新しい芽吹きがある。周りを広く囲い根の保護や土壌の入れ替えなど可能な限りの保護がされている。円墳の直径は20m近い。北隣を一部発掘調査した折 多くの遺物に混じって「翡翠の勾玉」も出土した。この地にはかなりの豪族が存在したのだろう。南に1kmほどの所にこのBlog2月17日付「導師の影」でご紹介した大板碑がある。(埼玉県天然記念物指定)


立派な石造鳥居を潜ると杉並木の参道がある。

拝殿の後ろに枝を広げ 聳えている。

円墳の面影が今も残る。神木の高さ 28m 幹周8.5m 根周11.3m


所在地:埼玉県坂戸市浅羽野2丁目2番地