「流鏑馬」本祭


11月3日 出雲伊波比神社流鏑馬本祭が挙行されました。
午前は9:00から朝的(あさまとう)に始まり 拝殿での「的がえの式」がしめやかに行われ 野陣が馬場西で行い乗り子が揃って本陣(一の的宿毛呂本郷)に戻ります。

午後は 二の馬三の馬がそれぞれの的宿から役員・世話役・馬子など全員で行列を組み本陣までパレードします。

隊列は「ホイッ ホイッ・・・・」の掛け声で進みます。この祭りの別名が「毛呂山ホイホイまつり」と呼ばれます。
本陣入りは 掛け声もヒートアップし勇壮に走りこみます。

昨日二日深夜一の的宿で乗り子3人により搗かれた餅を大榎木の旧家(元は毛呂家)二軒(街道の両側)に届けます。

これが出陣を祝って撒かれる餅です。

本陣から裸の6人が走り出て毛呂川に向かいます。

乗り子の3人と矢取りの3人です。毛呂川で「禊(みそぎ)の儀」を行います。もとの「白褌(しろふんどし)」に戻そうとする意見が根強くありますが・・・履く草履の鼻緒を各組色の白・紫・赤に分けるなら褌も・・・・という訳でしょうか。



乗り子達は正装しいよいよ出陣です。先ず大榎木を一周して進行します。

出陣を祝って「餅撒きの儀」ガ行われます。


一の馬二の馬三の馬の隊列で神社に入ります。「ホイホイ」の掛声はますます高くなり頂点に達します。

馬場にて顔見世は「矢取り」の3人が先頭です。


紫籐宮司による馬場 的場のお清めの後 流鏑馬が始まりました。



射矢を格三回 曲乗り 福蜜柑巻き 捻り餅撒きなどが行われました。
文化の日」にしては天候が思わしくなく昼過ぎは小雨模様で しかも馬場は森に囲まれ馬を庇いストロボはたけませんのでPHOTOの仕上がりはいまいちでした。祭は夕刻まで続きました。

「保存会」のみなさん お疲れ様でした。お陰で十分楽しめました。

「お疲れ様」と声をかけていただき 祭道具を頂戴しました。帰って神様にお祀りいたします。

「お捻り餅」8個 「福蜜柑」1個(3個は近くに居られた身障者の子供さん 取れなかったご婦人の方などにお分けしました。)を持ち帰り神様に併せてお祀りしました。
「お捻り餅」は恒例に従い「お雑煮」にいたします。


流鏑馬」は特別お許しを得て 事前の準備やら稽古にまで立ち入って取材できました。関係者の皆さんは誰一人としていやな顔もせずご協力頂き恐縮しておりますし感謝に耐えません。今日から来年の準備が始まることも知りました。気の置けない友人も増えました。歴史や謂れなど多くの情報も頂戴できたことが とても嬉しかったし私の何よりの宝として大切にします。九州に行っても必ずこの時期にはお邪魔致します。

このお祭は「本祭」よりも準備や稽古に楽しさや価値があることを体験できました。
関係者の皆様 ありがとうございました。街でお逢いしましたらまた語らいましょうね。