紅茶を煎れて見よう


クッキングもそうだと思いますが 自分なりのスタンダート(標準)を決めて そのスタンダートを中心に「出し入れ」して変化を施すように心掛けると 思いのほか物事が動き出すように考えています。紅茶も緑茶も珈琲も 季節や天候 その日の気分 お飲み頂く相手のことも十分に配慮して加味するにはこのスタンダートがきちんとしていてこそ ピッタリ合わせるのが可能なのではないでしょうか。


茶葉からご説明いたしましょう。
大まかに三種に分けて考えます。茶葉のパッケージに標記されております。意味はお調べくださいね。
*OP (FOP)オレンジペコ(ピーコ)(Flowery・・・)
同じ条件での抽出時間は 5分±30秒


*BOP (Broken・・・)
同じ条件での抽出時間は 4分±30秒


*BOPF (・・・・Fanning)
同じ条件での抽出時間は 3分±30秒


*D  (Dust) これは主にティーバックになりますから 除外いたします。

PHOTOの左から OP BOP BOPF です。


今回は「OP]の和紅茶を煎れます。


3g使います。ティスプーンはお買いになる時は竹製がお勧めです。湿気を嫌いますので。お時間があるときにそのティスプーンで1g 1.5g 2g 位の目安で取り出せるように訓練しましょう。
◆用具
湯沸し(ヤカン アルミではないもの) TEAPOT 茶漉し 保温POT  水温計 茶葉 カップ

◆1.5L前後の量の湯を沸かします。新しい水で沸かしましょう。(茶葉のジャンピングが必要ですので)
◆用具を湯で予め暖めます。

◆TEAPOTに茶葉を3g入れ 沸かした湯が95℃になったら700cc注ぎます(TEAPOTに入れて85℃になる筈です)。蓋をして5分蒸らします。TEAPOTの中では茶葉と湯が対流している筈です(茶葉が上下しています)。これをジャンピングと呼びます。湯を新しい空気の入った水から沸かす理由はここにあります。ジャンピングが十分にされないと抽出が完全に行われません。
◆5分経過したら茶漉しを使い保温POTにとります。各カップにサーブします。1カップ100cc〜120ccが目安です。


◇夏季でも保温POTにとるのがお勧めです。
◇茶葉はそのまま少量を口に含んで噛み締めて味を覚えておきましょう。煎れた味と対比して覚えておき茶葉を購入する時の指標にしましょう。
◇湯温は85℃で煎れ サーブは70℃前後で。
◇茶葉の量 抽出時間の長短で味を調えましょう。