毎年よ彼岸の入に寒いのは

   〈 まいとしよ ひがんのいりに さむいのは 〉

これはご存知の方も居られますでしょうが 正岡子規の俳句です。
殆ど語り言葉です。まるで直球を投げて 直球で受ける句で迷い一つ無くどなたにも伝わりやすいきっぱりした姿勢がそこにあります。
それもその筈 これは今のような彼岸前の時期に子規の奥様の口癖のように発せられる言葉が素にあるからでしょう。
「俳句じゃないのでは?」の嫌疑は不用でしょう。何処から見ても「子規」ですから。俳句をもっと自分のエリアに取り込んで捉える姿勢が私達にも必要な事を教えているのではないでしょうか。恒月師は常に「千句」を推します。これはノートに1,000の句を創る事を推奨している言葉です。この1,000句のノートを積み上げる事なのです。私は「川柳」で〈俳句〉でノートを積んでいます。

師新子の川柳集を読んで書きなぐった日のノート。
あなたもノートをなさいませんか?